誕　生

ボールウォッチは、19世紀末のアメリカで誕生しました。1891年の鉄道事故をきっかけに「正確で信頼できる時計」の必要性が広まりました。この課題に応えたのが、創設者ウェブスター・クレイ・ボールです。彼は鉄道時計の規格を定め、精密で耐久性の高い時計を作ることで、安全な鉄道運行に貢献しました。

現在のボールウォッチは、スイス製ムーブメントを採用し、鉄道精神を受け継ぎながらも、耐久性や機能性に優れた腕時計を世界中に届けています。

　本格アヴィエーション・ウォッチ

　操作性抜群のGMTダイバー

「ロードマスター」シリーズは、ケースとブレスレットが一体化しているようなエッジの利いたデザイン特徴で、今日トレンドのひとつに数えられるラグジュアリースポーツウォッチに通じるスタイルです。本機の最大の特徴であるGMT機能は、ケースサイド10時位置のプッシュボタンを押すとGMT針が1時間進み、8時位置のプッシュボタンを押すと1時間戻る仕組みになっており、容易にGMT針の時刻設定が可能なことです。またセラミック・トップの両方向回転式ベゼルを利用すれば第3時間帯までの時刻を読み取ることができます。

　高品質の詰め合わせ

80時間駆動を誇る当社初の自社製ムーブメントに、シリコン製ヒゲゼンマイとUV-LIGAプロセスで成形したガンギ車、アンクルにアップグレードしたことで、シースルーバックにもかかわらず2,500ガウス(約200,000A/m)の耐磁性能を実現。このムーブメントはスイスC.O.S.C.認定クロノメーターの検査にも合格しており、さらに当社が独自に定めたBALLオフィシャル スタンダードという同検定以上の基準値「日差−2秒〜＋4秒内」の精度を保証します。さらに、ケース＆ブレスレットの素材には最高級ステンレススティール904Lを採用しており、究極的な実用性を備える次世代モデルとして開発されました。

　耐衝撃性

BALL WATCHの中でも突出した耐衝撃性を備えるエンジニアハイドロカーボンには、ムーブメントの調速機構に「スプリングロック耐震システム」が搭載されています。この特殊な機構は時計に衝撃が加わった際、そのエネルギーを”ゲージ”に吸収させることで、精度を司るヒゲゼンマイの変形や絡みを阻止。加わった衝撃の影響を最大で６６％も緩和するボールウォッチ特許のユニークな技術です。その他、衝撃による精度低下を防ぐ「スプリングシール」や140キロの荷重に耐える「屈強なバックル」などなど衝撃による影響を徹底して排除する様々な技術を展開しています。

　暗夜の確かな視認性

ボール ウォッチのアイデンティティとして知られているのが「マイクロ・ガスライト」を用いた針や文字盤インデックスです。通常の蓄光塗料にはない特徴を有しています。蓄光塗料では事前に露光させておく必要がありますが、マイクロ・ガスライトは自発光します。原理は蛍光灯と同様で、トリチウムが発する放射線がガラス管内側に塗布された蛍光塗料に作用し光を放ちます。発光は10年以上にわたり継続し、その後も少しずつ輝度は落ちていきますが発光し続けます。

　自社開発ムーブメント

ボールウォッチのオリジナルムーブメント「RR7309-CS」は、高精度と耐久性を両立した自社開発の自動巻きムーブメントです。COSC認定クロノメーターの精度を誇り、約80時間のパワーリザーブを実現。耐衝撃構造「アモータイザー」や耐磁性能も備え、過酷な環境下でも安定した精度を保ちます。まさにボールウォッチの技術力を象徴するムーブメントです。また、該当のムーブメント以外を搭載するモデルであっても、ほとんどが「スイスC.O.S.C認定クロノメーター」に合格する高精度ムーブメントを搭載しています。