【ヤマトヤ御殿場本店】チタンについて書いてみました。・・・ついでに個人的に好きな「グランドセイコー(SBGV233)」の紹介

2020.08.24

ヤマトヤ御殿場本店のKリハラですが、久し振りに面倒くさい長文を書いてみたくなったので、流行りの時計用素材「チタン」について書いてみることにしました。

まずは、写真無しの長文ですm(__)m

「チタン=軽い」というイメージは定着しつつあるように感じます。そこで・・・チタンについて面倒くさくない程度に掘り下げてみたいと思います。ちなみに、チタンはステンレスの約60%の重量です。

チタンは「硬い」というわけではありませんが、一般的に加工がとても難しい素材です。時計の材料としては1970年代から研究されてきました。

優れた耐食性と強度に加え、アレルギーが出にくい素材である上に、海水に対しても高い耐性があるので、腕時計として考えると、ダイバーズウォッチの素材としては最適と言えるでしょう。(プラチナと同等の耐食性があるようです。)

素材自体に強度があり(強度は鉄の2倍、アルミの3倍)、粘り気があり、しなりやすいという特徴もあるので、セラミックの様に衝撃で割れたりすることはないようです。

もう少し細かく・・・

国内で一般的に用いられている種類の材料であり、一般的に「純チタン」と呼ばれています。「純」チタンとはいいますが、正確には「酸素」「窒素」「炭素」「鉄」「水素」といった不純物を少量含んでいます。

純チタンは純度の割合から、「GRADE 1(1種)」から、「GRADE 4(4種)」まであり、僅かな違いながら、GRADE 1が最も柔らかいチタンになります。(特に酸素と鉄の割合により硬さが変わるようです)

また,より強度を高め、加工しやすくするため、合金化したチタン素材という物もあります。『GRADE 5』『GRADE 9』あたりが有名なところでしょうか・・・調べてみると、チタン合金で数十種類があるようです。

時計に採用されるチタンの種類は、純チタンの「GRADE 2」と、加工しやすいよう合金化した 「GRADE 5」の2種類が使用されているようです。

一般的なモデルでは「GRADE 2」が、高級時計に使用されるチタンは、合金製の「GRADE 5」がメインとなっているようです。

軽く、耐腐食性のチタンは腕時計の理想的な素材の1つと言えるのではないでしょうか、店頭ではステンレスとの重さの差を実体験してみてください。

* GRADE 5チタンはポリッシュ仕上げが可能で、 純チタンのような濃いグレーではなく、ステンレスの色合いに近い素材感が特徴…との事です。主にチタン90%、アルミニウム6%、バナジウム4%で構成されています(以前G-SHOCK(FROGMAN)の限定にGRADE 5を使用したモデルがあったような記憶があります。)

 

ついでに個人的に好きなチタン素材のグランドセイコーを紹介します。

文章はセイコーのHPよりいただいてしまいましたが、写真は自分で撮りました。独特な文字盤の色合いを撮るのに苦労してしまいました。

Grand Seiko Heritage Collection

SBGV233

 360,000円+税

Cal.9F82(年差クオーツ)

携帯精度:年差±10秒(気温5℃~ 35℃において腕につけた場合)

グランドセイコーが考える腕時計の本質をすべて機能やデザインに落とし込んだクオーツモデルです。
40mmのケースサイズに合わせてサイズアップしたダイヤルに合うよう、より長い針と面取りが細かく行われたインデックスを使用したことで、視認性が向上しています。ケースとブレスレットにステンレススチールと比べて約30%も軽量で耐傷性や耐食性などに優れるブライトチタンを採用することで、軽くて心地良い装着感が生まれました。

ヤマトヤ御殿場本店

TEL: 0550-82-0090

Email: gotenba-honten@yamatoya-co.com

住所:静岡県御殿場市東田中1‐18‐18(年末年始・催事日を除き無休)

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