シチズン エコドライブ・ワン限定品「AR5044-03E」の外装素材について調べてみました②

2018.08.18

Eco-Drive One Limited Edition

AR5044-03E

700,000円+税

世界限定1,000本(2018年9月15日発売予定)

先行予約受付中

時計の紹介とは思えない素材紹介の2回目です。面白そうと思っていただけたら読んでみてください。①は裏蓋の素材である「超硬合金」についてでしたが、今回はケースの素材「サーメット」について書きたいと思います。

サーメット

セラミックス(ceramics)と金属(metal)の両方を含む耐熱材料のことで、それぞれの頭3文字をとって名付けられました。

開発された目的は、セラミックス(酸化物と炭化物)および金属(鉄、クロム、モリブデンなど)の組合せを用いて、セラミックスの耐火性と耐酸化性、金属の大きな熱衝撃抵抗性と引張り強度との特性を備えた材料が必要であったから…のようです。

もっとも有効なサーメットは、チタンカーバイト-ニッケル(TiC-Ni)サーメット(kentanium)、アルミナ-クロム(Al2O3-Cr)およびアルミナ-鉄(Al2O3-Fe)サーメットで、第一の用途は、ガスタービン翼およびその他の高温機械材料とのことです。

切削工具としての材質には、主に炭化チタン(TiC)や炭窒化チタン(TiCN)などのチタン化合物をニッケル(Ni)やコバルト(Co)で結合したものが多く用いられています。理由は、チタン系のサーメットは超硬合金と比べて鉄との親和性(くっついてしまう性質)が低く、鋼の仕上げ切削に特に適しているようです。

まだ続きます・・・( ^ω^)・・・

①と②をまとめてみましょう。

サーメットと超硬合金の最大の違いは主成分です。

サーメットの主成分はチタンやタンタルで、超硬合金の主成分はタングステンです。

…金属としての特性的なことも調べました。・・・が、時計とは全く関係ないことがエスカレートしていきそうです。でも、せっかく調べたので載せたいと思います。

タングステンは鉄との親和性が高く、合金化しやすい性質を持っているようで、超硬合金製の切削工具で鉄鋼材料を切削すると、切削工具の刃先に切削熱によって溶解した工作物の一部がついてしまうことがあるそうです。このように 切削工具の刃先に余計なものがついてしまうと、仕上げ面がきれいになりません。

一方、チタンやタンタルは指輪や腕時計などにも使用される生体材料(医学・歯学分野において、主にヒトの生体に移植することを目的とした素材)で、優れた耐食性を持っていて、とくに鉄との親和性が低いようです。この理由でサーメット製の切削工具で鉄鋼材料を切削しても、超硬合金製の切削工具のようなことが発生しにくく、仕上げ面もきれいに加工することができます。 …なので鉄鋼材料の仕上げ加工にはサーメットを使用するといいようです。

ただし、サーメットにも欠点があります。サーメットは主成分であるチタンやタンタルを接着剤で固めた構造をしています。チタンやタンタルは化学的安定性が高く、接着剤とも結合しにくいため、衝撃を受けた場合欠けやすいという性質もあるようです。(工業分野の記事を参考に書いたのでこんなに面倒くさい文章になってしまいましたm(__)m)

シチズンのHPにあった硬度の比較表を拝借します。とにかくどの素材もとても固く傷がつきにくいということがわかります。

何はともあれ、シチズン・エコドライブワン限定品&デュラテクトαで硬化処理をしたチタンモデルは御殿場本店店頭にてご覧いただけます。時計本体の薄さを想像した後にご来店ください。想像を超えた薄さに驚いていただけると思います。


★ヤマトヤ御殿場本店

TEL: 0550-82-0090

Email: gotenba-honten@yamatoya-co.com

住所:静岡県御殿場市東田中1‐18‐18(年末年始・催事日を除き無休)

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