天然宝石と人工生産物(合成石・人造石・模造石)の違いは・・・・

2018.05.24

皆さま、こんにちは。ヤマトヤ本部の青嶋 純佳です。

 

今日は、天然石と人工生産物の石についてご紹介させていただきます♪

 

「天然の宝石」に対して、人工生産物の石は「ニセモノ」と言われることもあります。確かに”宝石”という定義からは外れてしまいますし、日本の鑑定機関(AGLに加盟している機関)では、人工生産物の石に対する鑑別書やグレーディングレポートの発行は行われていません(2018年5月現在)。

 

しかし、人造石や模造石はピアスの世界ではとても人気者ですし、高級腕時計では合成サファイヤが大活躍しています!そして、ひとくちに”人工生産物の石”と言っても、3種類あります。それは、「合成石」「人造石」「模造石」。

 

とっても簡単に言っちゃうと、「合成石=天然界に存在する宝石を人工的に作ったもの」「人造石=天然界に存在しない石を人間が創り出したもの」「模造石=ガラスやプラスチック」と言う感じです。ただ、これでは説明が雑すぎるので(笑)、もうちょっと細かく観てきますね!

 

それぞれに以下のような特徴があります。

 

1.合成石

これは天然宝石とほとんどあるいは全く同一の化学特性&物理特性を持っている石です。したがって、比重や光の屈折率もほとんどあるいは全く同じ!店頭で見分けがつきにくく(特に合成ダイヤモンドを見極めるのは不可能)、鑑定機関にて特殊な機械にかけて鑑別します。合成石は工業用としての用途があります♪

 

さきほど少し触れたように、高級腕時計の文字盤をおおっているいわゆる”サファイヤガラス”はガラスではなく、ガラスよりもっと手間のかかる合成サファイヤが使用されています。つまり、人工的に生成された合成サファイヤで、硬度が高くてひっかき傷に強いんです♪

 

《地球上で最も硬いダイヤモンドは、ダイヤモンドでしか研磨できません。こういうところで合成ダイヤモンドが使われます。これも工業用途の一例です》

 

2.人造石

天然界には存在しない石。人間が作り出したもの。したがって、石の名前も化学記号のような名前が多いんです。宝飾品では、キュービックジルコニアが有名で、ヤマトヤでは、ピアスやイヤリングコーナーにのみにディスプレイされています。

 

3.模造石

ガラスやプラスチックでできた石のこと。スワロフスキーコットンパール。こちらは1000円~5000円のピアスコーナーにディスプレイされています。大きめのピアスをお探しのお客様や、中には「落としてもショックを受けなくて済むから」(そのお気持ち、とってもよくわかります~!)といってお求めになる方もいらっしゃいます♪

 

人間の目で真贋を見分けるのはきわめて難しいです。「合成ルビー」や「合成エメラルド」なら拡大検査すればわかる場合がありますが、合成ダイヤモンドにいたっては、人間が見て天然石か合成石かを見分けるのは不可能です。この場合は、鑑定機関にて特殊な機械を使って、合成石なのか、天然宝石なのかを見極めます。

 

ここで、ふと疑問がわきました。物理特性も、化学特性も同じ「合成ダイヤモンド」と「天然ダイヤモンド」。その「特殊な機械」って、何でもって天然かどうかをジャッジしているんだろう?と。鑑定機関の方が行うセミナーがちょうどあったので、そこで聞いてみると答えは・・・・

 

「結晶化するときの成長模様を見て、天然か合成かを見分けている」

 

とのことでした。ひゃ~~、おどろき!!セミナー受講中に、私の隣の席に座っていたスタッフも、

 

「ダイヤモンドが結晶化するときの成長模様を見る機械を作ろう!!・・・・って最初に思った人、すごいですよね」

 

って。確かにそうですね(#^.^#)

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