知っていそうで実は知らない、ブルーライトについて。

2023.04.03

ブルーライトの事、本当に知っていますか?

 

『ブルーライトカット』

昨今、メガネをお作りするのにごく普通に出てくるワードですが、

このブルーライト、目に見えない世界であり皆さん曖昧な感覚で

 

『私はパソコンをするからブルーカットを入れようかな?』

『私はパソコンを大して使わないから要らないかな?』

 

と思われて判断している方が大半だと思います。

 

実はこのブルーライトは大変奥深く、波長によって目への影響が異なってきます。

今回のコラムでは、このブルーライトについて細かく解説していきます。

 

ブルーライトとは?

まずはブルーライトについてです。

画像出典:ITOレンズ/ブルーライトとは

 

ブルーライト(青色光 / 短波長光)は、可視光線(人の目に見える光)の中に含まれています。

紫外線の次に波長の短い光で、目の奥まで届く非常にエネルギーの強い光です。

主に LEDを使用したパソコンやテレビ、スマートフォンなどの液晶画面から多く放射されています。

ブルーライトを長時間目に入れると、視界のちらつきや目の疲れに加え

体内リズムを崩し睡眠障害を引き起こすという報告もされています。

 

お子様にブルーライトカットは必要ですか?

このようなご質問を多く頂戴しております。

お子様のメガネにブルーライトカットは必要なのでしょうか?

お子様の目の発育にとって光を抑える事は逆に妨げになるとの意見が

日本眼科学会から発表されました。

 

お子様のメガネに積極的にブルーライトカットを入れる必要はないと考えられます。

もし親御さんで ゲームやタブレットの使用をご心配されるようであるば

デジタル機器にブルーカットのフィルターなどをご検討されてもいいかもしれません。

 

 

ブルーライトの影響の強いデジタル機器

最もブルーライトの影響の強いデジタル機器は『スマートフォン』です。

さらに、スマホは目に近づけて見るため目に与える影響は大きくなります。

 

次いで『ゲーム機』『パソコン』『液晶テレビ』の順で影響が出ます。

パソコンよりもゲーム機の方が多くブルーライトを発しているのは意外ですね。

お子様が夢中になるゲームには気配りが必要かもしれません。

 

グラフからも分かるように、スマホやパソコンなどのデジタル機器は 光の波長 435nm(ナノメートル)

をピークにしていのが分かると思います。

 

ブルーライトは光の波長の中のおおよそ380~500nm領域を指しますが

その中でも420~450nm付近のブルーライトの事を『デジタルブルーライト』と呼びます。

 

一般的にこの『デジタルブルーライト』に焦点を当てて開発をされたのが『ブルーライトカット』です。

 

では、他の領域のブルーライトは無視してもいいのでしょうか?

実は他の領域から発されているブルーライトも目には影響が出ているのです。

では、どんなものから発されて どのように目へ影響を与えているのでしょうか?

それについて、次に説明していきます。

 

ブルーライトの種類

ブルーライトはその波長によって目に与える影響が異なります。

 

ナチュラルブルーライト (380~420nm)

主に太陽光などの自然光の中に含まれる青色光です。

自然光の中からも青色光が出ているのは驚きですね。

しかしながら、自然光から受ける青色光は 体内時計をリセットする

役割も果たしているので、一概に有害な光とばかりは言えません。

 

ただし、このナチュラルブルーライトは目の健康を保つ『ルテイン』

を少しづつ破壊するとも言われています。

 

デジタルブルーライト (420~450nm)

主にデジタル機器から照射される青色光です。

空気中の微粒子とぶつかり合い光を散乱させるため眩しさやチラつきを起こします。

モノがブレて見える為、目のピント合わせや調節が過多となり疲れにつながります。

 

また、体内時計を狂わせる可能性もあり不眠やストレスにつながる可能性もあります。

 

眩しさを感じるブルーライト (435~500nm)

デジタルブルーライトと重なる部分もありますが、主にLEDライトなど

目に見えて眩しいと感じる領域をいいます。

このブルーライトは反対色を含むカラーレンズ(黄色系)で防ぐことができます。

 

 

ブルーライトから目を守るレンズ

次に、これらのブルーライトから目を守る為のブルーライトカットレンズを紹介します。

 

① ブルーライトコート

・ 主にデジタルブルーライトをカットします。

・ ブルーライトをレンズ面で跳ね返してカットする為、青い反射光がレンズ面に写ります。

・ 対象物が黄色っぽく見えます。

 

② ルティーナレンズ

・ 主に自然光に含まれるナチュラルブルーライトをカットします。

・ 目の奥の色素劣化を抑え、ルティンを保護します。

・ 将来の眼病予防になるとも言われています。

・ 青い反射光も無く、自然なお色合いのレンズです。

 

③ ピュアブルーUV

・デジタルブルーライト、ナチュラルブルーライト両方を効率よく抑えます。

・ルティーナレンズ同様に自然なお色合いのレンズです。

 

③ レイガード435

・ LEDライトの眩しさを抑えます。

・ デジタルブルーライトもしっかりとカットします。

・ 薄いレンズカラーが入りますのでカラーが苦手な方にはお薦めできません。

 

自分にはどの種類がいいか分からない!

そんな方にお選びいただくポイントをお教えします。

どんな場面で使用したいか?を想定してお選び下さい。

 

ご使用の場面に合わせたお薦めのレンズをまとめた表がこちらです。

こちらの表がメガネレンズ選びの参考になれば幸いです。

店頭には各レンズのサンプルもご用意しておりますので

実際にご自身の目でお確かめいただきながらお選びいただけます。

是非、ご来店下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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