【ボール・ウォッチ-1891年以来、あらゆる過酷な環境でも正確な時を告げる】

 1891年4月 19日、アメリカ鉄道で列車同士が衝突、大破炎上する事故が発生し、アメリカ鉄道史上でも類を見ない大惨事となりました。このような悲劇を繰り返さないためサザンミシガン鉄道は、精度の高いクロノメーターの懐中時計を当時販売していたボールを事故の検査官として抜擢し、彼はその原因が列車の機関士が持っていた時計が4分遅れていたこと、そしてずさんな時間管理にあったことを突き止めます。調査の結果を踏まえボールは、「鉄道標準時計の基準」と「時計検査システム」を制定し、自らも「ボール ウォッチ・カンパニー」を設立、鉄道員達に「正確な時間」を提供すべく尽力しました。そのスピリットは、「あらゆる過酷な環境でも正確な時を告げる」をモットーとし、現代に受け継がれています。

【ボールウォッチは富士店でご覧頂けます】

耐衝撃性

すべてのボール ウォッチは、国際標準化機構のISO1413に基づく耐衝撃時計の試験に合格し、一般的な時計と比べ衝撃に強い特長を持つ耐衝撃時計です。

さらに、シビアな環境でこそ機能する機械式時計を追求するボール ウォッチは、エンジニアハイドロカーボンなどの一部モデルにISOの基準値を上回る1.5m落下相当の衝撃を加え、さらに2方向のみならず第3の方向として時計の構造上、最も衝撃に弱いといわれるリューズがあるケースサイド3時位置にも衝撃を与える試験を実施しています。

 

自発光マイクロガスライト

ボール ウォッチのアイデンティティとして知られているのが「マイクロ・ガスライト」を用いた針や文字盤インデックスです。

内側に蛍光塗料を塗布したガラス管にトリチウム(H3)を充填することで発光するこのシステムは、通常の蓄光塗料にはない特徴を有しています。蓄光塗料では事前に露光させておく必要がありますが、マイクロ・ガスライトは自発光します。

発光は10年以上にわたり継続し、その後も少しずつ輝度は落ちていきますが発光し続けます。10年経過した後にいきなり発光しなくなるということはありません。

スイスCOSC認定クロノメーターを取得

かつてアメリカの時計産業において“高精度の証”として知られた「鉄道標準時計」の作り手として名を馳せたボール ウォッチ。

時計産業のマーケットリーダーがスイスへと移り変わった現代では、「クロノメーター」が高精度を体現する象徴的な存在となっています。ムーブメントの精度を認定する団体はいくつか存在しますが、スイスクロノメーター検定協会(C.O.S.C.)は最も著名な検定機関として知られています。

検定は恒温状態を保ちながら15日間、3温度、5姿勢で行われ、日差が-4秒から+6秒以内に収まっていることが条件とされます。この際、検定を受けるムーブメントにはダミーのホワイトダイアルと針がセットされ、針位置を写真撮影してその角度差を計算することで、実際の誤差が評価基準となります。これに合格したムーブメントが「COSC認定クロノメーター」として扱われ、搭載モデルにはダイアルなどに表記が入れられます。

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ボールウォッチ エンジニア シリーズ

ボール ウォッチが考える現代のプラクティカル(実用的)な時計に必要な要素は、「耐衝撃性」と「耐磁性」です。「エンジニア」はこれら2つの性能を兼ね備え、とりわけ日常生活に潜む磁場による精度への影響を軽減するため、特殊な金属でムーブメントの周囲を磁気シールドで覆うファラデーゲージを採用し、「耐磁性」に優れたモデルを取り揃えています。また時計の大きさは一般的なミドルサイズで、オン/オフ問わずあらゆるシーンで活躍するエレガント&カジュアルをコンセプトにデザインされたシリーズです。

 

エンジニアハイドロカーボン シリーズ

「エンジニア ハイドロカーボン」は、ブランド理念である「タフ&ディペンダブル」を具現化するために誕生し、ボール ウォッチ独自の特許技術や先進のテクノロジーを製品化した基幹モデルになります。

シンボリック デザインである「セーフティロック・クラウンシステム」は、リューズから時計内部に伝わる衝撃や水の侵入などを防ぎ、耐衝撃性に優れたモデルを数多くラインアップしていることも特徴です。

ISOの基準値を上回る1.5m落下相当の衝撃を加え、さらに2方向のみならず第3の方向として時計の構造上、最も衝撃に弱いといわれるリューズがあるケースサイド3時位置にも衝撃を与える試験が実施される「ハイドロカーボン」シリーズは、極めて過酷な環境での使用を想定したボールウォッチ屈指のタフネスシリーズです。

 

トレインマスター シリーズ

「トレインマスター」は、19世紀からアメリカ公式標準鉄道時計として採用され続けてきた伝統的でクラシカルな意匠を今なお継承するシリーズです。アラビア数字のインデックス デザインや文字盤素材に綺麗な光沢を放つコールド・エナメルを採用するなどブランドのヘリテージが凝縮されています。また、サファイアガラスのシースルーバックからは複数の部品が精密に絡み合うことで動作する繊細な機械式時計のムーブメントを鑑賞することができます。

懐中時計の全盛時代にトップグレードとされた、耐候性に優れる琺瑯(焼成エナメル)製のダイアルを再現したモデルは、ホワイトラッカーを丹念に塗り重ねて磨きだしたコールドエナメルと呼ばれる手法で透明感のある白を創り出しています。

 

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