よく聞く乱視とは?仕組みや見え方

「文字が滲む」「夜のライトが眩しい」「線が2重に見える」——そんなお悩みはございませんか?

もしかしたら乱視が関係しているかもしれません。

今回の記事では乱視の仕組み、見え方の解説をしていきます。


乱視の種類には2つの種類があります。

  • 正乱視   ―― 角膜や水晶体が一方向に歪んだ状態
  • 不正乱視  ―― 角膜の歪みが不規則、水晶体の歪み




乱視を補正したメガネが効果的に機能するのは正乱視になります。

 

乱視の仕組み(なぜ起こる?)

  • 乱視=ピントが一点に集まらない状態のことです。

  • 角膜や水晶体のカーブが方向によってわずかに違い、光が**2つの「線の焦点」**に分かれてしまうため、にじみ・ぼやけ・二重っぽく見えるなどの症状が出ます。

  • 多くは角膜の形状由来(角膜乱視)ですが、水晶体由来(水晶体乱視)の場合もございます。

乱視にはいくつか種類がございます。

  • 近視性単性乱視
  • 近視性複性乱視(下画像)
  • 遠視性単性乱視
  • 遠視性複製乱視
  • 混合性乱視



乱視の見え方(よくあるサイン)

  • 細い線や文字がにじむ・二重に見える

  • 夜間の対向車ライトがグレア感(光の尾や拡がり)

  • 同じ線でも方向によってクッキリ度が違う(縦線は見えるが横線がぼやける等)

  • 目を細めると一時的に見やすい/肩こり・頭痛・眼精疲労が出やすい

※似た症状でも原因はさまざまです。強いダブり・急な視力変化・痛みがある場合は、眼科の受診をおすすめいたします。

では、簡単に乱視の検査を致しましょう。

 

下の図を50cm程離れた所で片目でご覧ください。

1~12の数字と線が映っています。
線の濃さは均一なのですが乱視がある方は線の濃さが均一ではなく、ある数字の線が濃いという見え方になると思います。
皆様はどの線が濃かったでしょうか?

上記の画像で一番近しい画像はございましたでしょうか?
乱視には軸があり、軸によっては「6と8」「3と9」などの文字が判別しにくい原因となります。
この軸を補正するのがメガネコンタクトレンズになります。
また眩しいと感じる方も補正されたレンズで通して見ると楽に感じるという場合がございます。


上記の画像は正視の方の見え方ですが、乱視の方は下記のように見える場合がございます。

とても読みづらくなりましたよね。あくまでイメージにはなりますがこれが乱視による見え方です。
下の画像はお店の前の交差点での写真です。

正視

乱視

 

いかがでしょうか。
写真のようになんだか文字や数字がわかりにくいなぁと感じたり、眩しく見えるなぁと感じる方は居ませんか?
もし感じる方がいらっしゃいましたら是非気軽にご来店、ご相談をしていただければと思います。